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水産林務委員会道内調査・・続き

遅くなりましたが水産林務委員会道内調査の続きの報告です。
先日7月31日第1日目の報告をさせていただきましたが、8月1日(2日目)・8月2日(3日目)の報告をさせていただきます。

8月1日(2日目)は、津別町のランプの宿「森つべつ」を早朝出発し、女満別空港からHAC(北海道エアシステム)を利用し丘珠空港へ移動、バスで銭函の漁連工場(HACCP認定)を調査しました。今回は、食品工場内のフライ加工ラインを視察させていただきホタテフライ、サケとチーズのフライ、イカフライなども試食し、商品や品質レベルが非常に高いことも確認させていただきました。調査時のライン稼働はイカのリングフライとほっけフライでいずれも生協宅配用だそうです。

午後は、HACで利尻島へ移動し、利尻町の交流促進施設「どんと」で利尻町、利尻富士町、礼文町、利尻漁協、船泊漁協、香深漁協との意見交換会を開催し、3町3漁協の課題や要望を議題としての意見交換の場となりました。
開会にあたって、日下委員長から離島振興・漁業振興に引き続き努力することをお伝えし、各団体からは
利尻町(田島町長)
 ・HAC維持、改正離島振興法で明確にされた水産振興に期待、本土との物流コストなどの格差解消
利尻漁協(川原組合長)
 ・漁業経営安定化対策、所得保障制度改正
利尻富士町(吉田町長)
 ・漁業後継者対策現行制度(新規就漁者謝礼金)の充実や農業の人・農地プラン並の制度化、また、女性部や青年部からも後継者や研修生対策を要請
礼文町(小野町長)
 ・トドなどの海獣被害対策、被害補償対策
船泊漁協(瀬戸川組合長)
 ・トド島周辺に3,000頭いる、駆除頭数の増、駆除期間規制緩和、ハンター育成対策、ウニがらの海中投棄を特区制度で
などの課題に沿って意見交換し、1時間の予定時間でしたが約2時間を掛けてしっかりと議論させていただきました。

8月2日(3日目)は、午前9時から島の駅、ウニ種苗センター、昆布作業省力化スーツ、水産加工施設、利尻漁協を視察調査しました。

島の駅は平成19年に築100年以上の古民家(海産物問屋)と蔵を利用し、海草クラフト、ギャラリー体験などは、町並みもあいまってタイムスリップしたような感覚になりました。

利尻町立のウニ種苗生産センター(田島町長から説明を受けました。右から2人目。)では、ウニの他、現在ナマコの種苗も生産していました。ナマコは栽培公社が熊石のアワビセンターでも取り組むこととなっていることから、興味深く調査させていただきました。

昆布作業省力化スーツは実際に試着してその効率の良さや作業の軽減化を実感させていただきました。

水産加工施(高橋水産)では、ちょうどウニの加工作業中で塩水ウニ、蒸しウニ、塩ウニ、などに加工されます。高橋水産の施設内に利尻の天然水「甘露泉水」が吹き出しており、ミネラルたっぷりのおいしく安全な水により加工されています。

最後に利尻漁協でヒラメ畜養施設、冷凍・冷蔵施設を調査させていただき、マイナス30℃の世界も体験させていただきました。

以上視察報告とさせていただきますが、ご協力いただいた町長さん、林業関係団体や各漁協組合長さん初め関係機関、オホーツク・宗谷総合振興局の皆様大変お世話になりました。
期待した利尻富士はあいにくの雲で全貌は見えませんでした。

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