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森地熱発電所

s-IMG_206810月14日(火)北電森地熱発電所と森町の濁川地区で取り組まれている温泉熱や地熱水を利用した園芸ハウスなどを視察調査させていただきました。
視察調査は知事の地域訪問に同行して実施し、梶谷森町長、宮内渡島総合振興局長はじめ新函館農協関係者も参加しました。

 

s-IMG_2073森発電所では北電取締役常務の林発電本部長に迎えていただき、森地熱グループの澤さんから概要について説明を受けました。
地熱発電所は全国に13カ所あり森は8番目となる昭和57年に運転が開始され、当初は5万kWの認可で開始しましたが、生産井のスケール閉塞などにより現在は2万5千kWで運転しています。

発電方式は全国でも少ないダブルフラッシュ方式と呼ばれる気水分離器で蒸気を取り出した後の熱水を圧縮して再度蒸気を発生させてタービンを回す方式です。蒸気発生の生産井は2基地に10本、還元井はも2基地に10本あり、全量地下に戻しています。
地熱発電は井戸の掘削のため初期コストが高く発電まで長期間を有し、森では15年を要しました。

s-2345福島原発事故以降、再生可能エネルギーとしての地熱発電が各地で検討されていますが、地熱発電所で発生する熱水を利用した農業が成功している地域でもあります。
地下へ還元する120℃の熱水を熱交換機で真水を85℃まで温め、トマトやキュウリなどの園芸ハウスで利用しています。
トマトは森町の作物別販売額で1位を占めるまでに至っています。
森町トマト生産振興協議会の伊藤会長のハウスや熱交換システムも視察させていただきました。

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