- 2011-11-12 (土) 17:38
- ささだブログ
11月11日渡島管内鹿部町で開催された社団法人北海道総合研究調査会(HIT)主催の「地域福祉・ニーズ把握とマネジメント力向上のための研修会」に指定討論者として参加させていただきました。会場は渡島・檜山から、障がい者のサービス実践団体やボランティアさんなど約80人の参加者での研修会となりました。
全体コーディネーターは日置真世さんで、昨年私が八雲町職員時代に「共生型での福祉施策の実現に向けた研修会」に講師としてお越し頂いたこともある方で、道内の共生型施設整備を中心に活躍されております。私は、第1部の「高知県型福祉の実現」と題し、高知県地域福祉部の窪田純子主幹の講演に対しての質問者として参加協力があり、北海道との違いや市町村福祉担当の立場で質問させていただきました。
高知県は北海道よりも高齢化が進行している県で、北海道の10年後を考える意味で参考となりました。少子高齢化が進行し、限界集落が点在し、地域福祉のコスト対策に苦労することは目に見えていますが、高知県では県の職員が地域支援企画員として各町村に派遣され、課題を調査、対策をエリアごとに解決するため、地域ごとに[あったかふれあいセンター]を設置、各町村ごとでは対応できない隙間のサービスをできるよう、ブロック単位で対応している。北海道でいえば、各圏域での障がい者総合相談支援センターに隙間のサービスを組み合わせたタイプか。
私からは、施設と在宅支援との関係、介護保険制度や自立支援費利用と単独サービスとの関係、市町村負担と限界集落でのボランティア等の人材確保策と人材育成について質問させていただきました。
第2部では、道内での共生型施設の実践について東川町の「共生サロンここりん」、松前町の「地域福祉交流センターゆいっこ」、遠別町の「留萌圏域障がい者総合相談センターうぇる」から町の担当者と施設の相談員双方からの報告がありました。
第3部は地域からの実践報告として、地元鹿部町の「地域活動支援センターぽっぽ」のメンバーとボランティアさんから、せたな町の「NPО法人せたな共同作業所ふれんど」の指導員と町担当者から、江差町の「NPО法人南檜山あゆみ共同作業所」の所長さん、町担当者から日ごろの活動の内容と苦労、そして要望等の報告がありました。終了後はほとんどの提言者が鹿部町に泊まっての情報交換、やはり、横の連携が重要です。
道内での実践広告(東川町・松前町)
地元鹿部町のぽっぽの報告
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