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農政委員会道外調査

s-IMG_060112月16日(月)から19日(木)迄の日程で、農政委員会道外調査が実施されました。

16日は、新千歳、羽田経由で熊本空港まで移動し、夕方ホテルに着くとご当地キャラのくまモンがお出迎えするなど県をあげてPRしていました。

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17日は、熊本県菊池市にある、養鶏10万場一貫生産販売などで今年10月にカンブリア宮殿にも取り上げられた(株)コッコファームで調査、直販店「ふれあい館」2階の会議室で、農業体験学校「美農学園」の横山学園長さんにこれまでの沿革、特徴、今後の展開など説明のあと質疑、意見交換、なかでも「クレームは宝」、「過疎こそ宝」との発想に共感しました。

午後は、熊本市に移動し、熊本県畜産農業共同組合連合会で、井野参事さんから熊本県の畜産、特にあか毛和種の取組について説明を受けました。
熊本県と北海道とはこのあか牛でつながりが深い県であり、昭和38年には1頭の雌を含め16頭寄贈しています。その後47年まで毎年100頭移出しており、池田町
s-DSC02272s-DSC02275やはこだて和牛で知られる木古内町中心の道南地域などで生産され牛肉の常識を変えていこうと取り組まれています。井野参事さんは、北海道で展開している神内ファームに1年間出向していた経験もあり、北海道とのつながりや今後に期待しているとのこと、委員一行は直営店でしっかりあか牛をいただきました。

18日は、大分県日田市に移動し大山町農協が取り組む6次化について調査しました。
大山地区は人口4千人、組合員600人、ほとんどが兼業農家であり、戸当たり面積は40アール、そこで梅、すもも、えのき茸などで平成24年度は約13億円を生産し、直営物産販売で7億5千万円、合わせて20億円以上の実績をたたき上げていると自信満々の矢幡金融部長から説明を受けました。
矢幡氏は梅・栗作ってハワイへ行こうと組合員に訴えてここまで来た、一手間かけることで付加価値を高めること、軽薄短小で回転をよくしながら根気と手作業をプラスすることで商品が変わるという。そのためには、係わる人の感性を大切、人づくりのために海外(イスラエルなど)に組合員を派遣する。農協事業はさらに発展しようとしていて、直販店である「木の花ガルテン」は、7店舗がだ、近々福岡県内のイオンにも出店する、さらに、山林20ヘクタールを購入し、山ひとつが畑とした大がかりな構想も持っています。

s-DSC02284午後は福岡県筑紫野市にある福岡県農業総合試験場でラーメン専用小麦「ラー麦」の取組について調査しました。
濱地場長さんらがイチゴの王様「あまおう」を用意して迎えていただきました。ラーメン用小麦はこれまで、いまでもだが、輸入小麦がほとんどであり北海道も国産受給量拡大に努力している。
ラー麦は、商品開発を一般的に10年かかる品種改良を5年で実施、半数体育種法というちょっと難しい手法を活用しての改良だそうだ、開発までにはタンパク質の含有率に苦労され、今後も課題となるようですが、追肥の回数などで克服できることを実証しています。食品偽装などが問題となっている今日ですが、ここでは品種識別技術も確立されており、偽装や異品種購入棒に活用しています。
夜はしっかりラー麦も堪能させていただきました。

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