- 2014-07-11 (金) 14:59
- ささだブログ
7月8日(火)~10日(木)に渡り、農政委員会で日高管内平取町、新ひだか町、オホーツク管内網走市、小清水町を調査しました。
3日間とも天候に恵まれ、屋外での調査もしっかりと実施することが出来ました。
関係していただいた道職員、市町村職員、JAの職員、さらに意見交換会では各首長さんや組合長さんに参加していただき貴重なご意見を頂きました。
今後の委員会議論に結びつけ、北海道の農業を守り、高めていかなければなりません。
調査内容の概要は以下の通りです。
平取町トマト集出荷施設
平取町では、120haのトマトハウス栽培で全道位置の生産を誇っています。味にこだわりクリーン農業も取り組んでいます。平取町の特産品の一つトマトやその加工品「ニシパの恋人」の名前でブランド化しています。
新ひだか町静内ハウス団地
研修生の実践農場とて、町の担い手確保対策として主力農産物のミニトマト栽培のため2億6500万円をかけて30棟のハウス団地を整備中(今年度で20棟完成、来年度さらに10棟)、新規就農者を受入、地域の農業者と活躍していただくよう期待しています。今年も4月から2組3人を受け入れています。
網走市小麦集出荷施設
網走管内産小麦は、道外製粉メーカー向けに向けに網走港から年間8万トン程度船舶輸送していますが、今までの施設では能力不足で苦慮していましたが、国の「強い農業づくり交付金」を活用して総事業費42億円をかけて整備し、今年から稼働しています。新施設の稼働により管内小麦の約8割が網走港から出荷されることになり流通コストが大きく削減されました。
オホーツク網走営農集団利用組合
農業機械の共同利用目的に昭和35年に発足し、永い歴史と変遷を経て現在の機会共同化、作業共同化により成果を出している団体です。
地力対策としてばれいしょ澱粉の廃液を計画的に施用し麦類作付け後の緑肥導入など30年間続けています。輪作体型も組合員でしっかり協議し「ゆとり」創出のため大根をやめ生薬の「センキュウ」に切り替えるなど高齢化対策や後継者対策としても労働加重からの脱却をめざしています。