- 2013-08-30 (金) 15:17
- ささだブログ
8月26日(月)から29日(水)まで、八雲町の上八雲地区に実習林を有する日本大学の学生が夏期実習を実施しました。
恒例となっているこの実習は、20年以上前から実施しており、日大生物資源科学部の井上農学博士以下1年生51名の学生が、廃校となった上八雲地区の大関小学校校舎を活用しての実習しています。
私の母校でもあったため、久しぶりに校歌を思い出すことが出来ました。
八雲演習林では、広大なエゾマツ・トドマツの針葉樹人工林の育成や広葉樹天然林の保護が行われ、CO2循環などの地球環境の観測、昆虫の分布・分類やブナ原生林の保護の教育・研究が行われています。
井上先生との懇談では、森林資源は今日本の課題である新エネルギーへの活用にとっても可能性がある分野であり研究していきたいと話されておりました。
今年も実習林の下刈りや間伐作業体験、林業機械実習、八雲産業での苗畑視察やMHグルーラムでの集成材工場見学、八雲産材を使ってのベット作りなどの実習メニューに取り組みました。
八雲町と日大との関係は、八雲町が旧尾張藩士による開拓団により開拓されたことから、八雲町内に旧尾張藩主徳川家所有の森林があり、八雲産業株式会社が管理しています。徳川家所有の八雲町内の山林約2,400haを日大が購入し演習林としています。
ベットの材料は八雲産材をMHグルーラムで集成材に加工したもの
完成品です。
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