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2014-05

あわびの里フェスティバル

5月18日(日)は、八雲町熊石地域最大のイベントである「熊石あわびの里フェスティバル」が開催されました。
私も参加し、ご挨拶させていただきました。

s-DSC_0459-1早朝まで雨が降っていて心配された天候も、開催時間までにはすっかり上がり、絶好のイベント日和となりました。

毎年楽しみにしているファンも多く、全道各地から大型バスでたくさんの観光客が来町します。今年は20回の記念すべき開催とあって例年より多くの集客があったようです。記念の開催とあって普段よりたくさんのあわびを用意して対応しました。
本部からは2万人との発表がありましたが午前9時30分の開会から午後3時の閉会までの出入りをカッチリ計算すればもっと来てるかもしれません。

s-2356会場では日本海はまなす太鼓(泊川太鼓の会)、相沼奴道中(相沼第2中学生)、殿様献上セレモニー(観光協会)などどもとの催しでオープニングを飾り、来場者参加型のイベントとして小学生のスーパーサッカーゴール大会、1人カーリング、当たり券が入っていればあわび2個と交換する当たり券が入った「あわび宝もちまき」、ものねまショーや歌謡ショーなど楽しいイベントで盛り上がっていました。

s-DSC03393会場では、あわび弁当や生あわび丼、その他地元の美味しい食材で作った名物が多数出展しており、私もたくさん食べ歩き、両手いっぱいお買い物させていただきました。

 

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さくらセミナーin松前と地域調査

s-DSC033485月16日(金)と17日(土)は、松前町の地域調査で役場や建設管理部、漁協、福祉施設、函館バス松前出張所、教育関係者、地域おこし協力隊員などと意見交換しながら地域調査させていただき、17日は「さくらセミナーin松前」に参加し、松前の桜について勉強させていただきました。

セミナーは松前桜の森維持・造成実行委員会(委員長・菊地祐司松前観光協会会長)2年計画で合計8回予定されており、今年は4回開催されます。
第1回目の17日は午前午後の2部構成で行われました。今後の予定と参加を希望される方は実行委員会のホームページをご確認下さい。

 

第1部は町民総合センターで浅利政俊(櫻研究家)さんの講演で「日本・北海道の桜の自生種とその園芸種」と題して、松前公園内の桜についての特徴や育てかた、移入された経緯と移出した先で櫻が取り持つ地域のつながりなど2時間にわたって講演されました。

s-5268午後の第2講は公園内で野外講演で、「遅咲きのサトザクラ」の解説として、午前に説明いただいた桜について現場でユーモアも交えながら各種の特徴などについて講演いただきました。
桜について、これまで、じっくり教えていただいたことがなかった自分にとっては大変参考になりました。少しは桜のことについてお話しできるようになりました。道南各地に桜の名所や桜を活用したイベントがあります。どんどんPRしていきます。

地域調査にご協力いただいた皆さんありがとうございました。
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職員組合も歓送迎

s-2355月16日(金)は、八雲町職員組合青年女性部(右門真治部長)と衛生医療評議会(安井真悟議長)の歓送迎会に参加しご挨拶させていただきました。

歓送迎会と言っても送別されるのは年齢制限適用の1名、歓迎されるのは25名(写真で立っている方々)、勇退する3名の部員で1名の参加となった前部長の松本俊紀さんも自分が参加しなかったら歓迎会と苦笑いでご挨拶されました。

団塊世代の大量退職もあるのか、近年になく多数の組合員が誕生しました。
基本組合(八雲町職員組合・竹内伸大執行委員長)から、委員長、副委員長が出席し、部員約80名により新入部員を交えて交流しました。
今後の活動に期待しています。

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八雲ボランティアお花見会

s-25675月15日(木)は、八雲町内のボランティア団体である八雲ボランティア(川口洋子代表)が主催し毎年実施している「お花見会」に参加させていただき、ご挨拶させていただきました。

 

今年で38回目となるお花見会ですが、会員が楽しむのではなく、町内に居住または施設に入所している高齢者や障がい者をお招きし、数日前から準備した手作りお弁当、赤飯、素麺(写真↓)と、舞踊や民謡などボランティア団体のアトラクションでお花見をするというものです。
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季節柄各地でイベントやお花見が開催されていますが、高齢者や障がい者には外出そのものが一苦労です。
是非いらしてくださいと招待されることで、今年もいってみようとなるものです。
花見のこの時期には、みんな楽しみにしています。

私からも、このようなイベントを続けていくことが大切なことと、町や社協の協力にも感謝し、元気で明るく暮らせることが一番であることなどお話しさせていただきました。

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道州制・地方分権特別委員会

1255月14日(水)は、道州制・地方分権特別委員会が開催されました。
議事は北海道道州制特別区域提案検討委員会からの答申の件
地方分権改革における「提案募集方式」の導入に関する件
検討委員会からは、3件の答申があり、骨子は以下の通りです。
1.第3種旅行業者の募集型企画旅行実施区域を定める権限の移譲
2.建築基準法に基づく構造方法等の認定権限の移譲
3.栄養士及び管理栄養士の養成施設の指定・監督権限の移譲
第3種旅行業者の実施区域が営業所の所在する市町村と隣接市町村の区域だったものが、知事の権限で区域を拡大することが可能になるよう求めるものです。
想定している事例としては、観光圏整備法第8条第3項の観光圏の区域まで拡大出来るなど地域経済の活性化につながるものと期待出来ます。

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農政委員会・TPP学習会

2355月13日(火)に農政委員会が開催され、4月17日に実施した日豪EPA及びTPP協定に関する緊急要請を実施他概要報告、5月14日から実施する豚流行性下痢(PED)対策に関し緊急要請を実施する件、PEDへの対応報告、春耕期の農作物の進捗状況などについて審議されました。

終了後には、会派農政議連でTPP・EPAの交渉状況について学習会を開催し、5農産物の関税維持の要請での状況など農政部から説明を受け、意見交換させていただきました。

衆参農水委員会での決議に明記してあるコメ、麦、乳製品、牛肉・豚肉、甘味資源作物の5農産物だけでなく、豆類や畜産も含め守られなくてはなりません。

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江差線お別れセレモニー

56895月11日(日)は、JR江差線お別れセレモニーに参加させていただきました。
JR江差線(木古内・江差間)は、今日(11日)の最終運行で廃止されることになります。
開業後78年の歴史に幕を閉じ、12日からは函館バスが路線バスとして代替えすることとなっています。
セレモニーは木古内中学校のブラスバンド演奏でスタートし、JR北海道の須田会長からのご挨拶、大森木古内町長さんからのご挨拶の後、ホームに移動し、運転士さん、駅長さんへ花束贈呈、木古内町観光キャラクター「キーコ」による発車合図で出発しました。
木古内駅は鉄道ファンや観光客で埋め尽くされ、大勢の乗客が乗車し江差に向かいました。
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女だけの相撲大会

DSC032805月11日(日)は、福島町で開催された「第23回女だけの相撲大会」にご案内いただき、出席させていただきました。

福島町は、千代の山、千代の富士の2人の横綱を生んだ町、町内のたくさんの相撲ファンがいます。
夏合宿で九重部屋力士が福島町に訪れ、町内の横綱記念館で朝稽古が公開されます。
夏合宿とあわせて地元相撲ファンを盛り上げてくれるのが、女だけの相撲大会です。
今年も全国から集まった女性力士60人が迫力ある戦いを繰り広げました。
優勝は「おでぶ山」2年連続6回目の優勝です。

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八雲町自衛隊協力会定期総会

DSC032645月9日(金)は、八雲町自衛隊協力会定期総会(久下薫会長)に参加しご挨拶させていただきました。
八雲町の自衛隊協力会は昭和38年に設立され、昨年50周年を迎え、今年から新たな半世紀を踏み出すことになります。
会員は法人・個人あわせて221名、航空自衛隊八雲分屯基地(関根宏輔司令)が創設されてから37年間、隊の活動を支え自衛隊の健全発展に協力してきました。
私からは、地域が高齢化などで人口減少対策に苦戦している中、200名以上の隊員が町内で生活していることが地域の安心や安全に大きく貢献していることなどお話しさせていただきました。
総会は、新年度事業計画などを議決し、終了後は隊幹部職員を交えて懇親会が開催されました。

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道政研 北陸調査

5月7日(水)から9日(金)まで、北海道新幹線より一足早く開業する予定の北陸新幹線の開業準備や2次交通など調査のため北陸地域を調査しました。
 

以下は、北海道政策研究会として一緒に調査した、北口雄幸道議のブログから引用させていただきます。
 

s-DSC031935月7日(水)は、道議会における政策研究グループである北海道政策研究会(通称:道政研、日下太朗代表)の北陸視察の1日目で、富山県庁を訪問し、来年に控えた新幹線の開業に向けた取り組みを視察してきた。また、富山県議会及び富山市議会の皆さんと意見交換も行ってきた。
富山県を縦断する北陸新幹線は、来年3月に開業を予定しており、県内あげて開業に向けた取り組みを行っているところだ。北陸新幹線は、昭和48年11月の「全国新幹線鉄道整備法」に基づき、東京~大阪を日本海側を経由して運行するものであり、現在は長野県長野市まで開業している。来年3月に開業されるのは、長野市から石川県金沢市までの238kmで、工事費は1兆7,800億円にのぼるという。富山県内は約90kmで、その工事費は約7,168億円となり、1/3が地元負担となることから、2,356億円の負担を想定しているとのことだが、総務省との折衝の中で、一部負担軽減を求めており、負担総額では2,000億円を切る見込みだという。
ハード面での整備では、富山県内に新高岡駅、富山駅、黒部宇奈月温泉駅の三駅を有し、それぞれの駅舎の建設や内装工事、外構工事も急ピッチで行っているという。また、新幹線工事に合わせ、在来線の高架工事も同時に進めており、このように同時着工は全国でも珍しいとのことだ。また、それぞれの駅周辺の整備は、地元自治体が交付金事業などを活用しながら進めており、特徴を活かした整備を目指しており、今年秋までにはハード事業もほぼ完了するとのことだ。
今回の視察の最大の目的が、開業効果をどのように高めるかと言うことであり、富山県においても、ご苦労されている様子がうかがえた。しかし、積極的な予算配置をしながら、新幹線開業枠としては、平成25年度予算で約10億円、平成26年度予算では20億1,800万円を予算化し、開業効果を高める取り組みを行っている。特徴的な取り組みとしては、『観光・交流』事業として「とやまWeek in東京2,015」の実施(6,800万円)、首都圏での観光PR「ふるさと祭り東京」出展(1,800万円)、北陸デスティネーションキャンペーンの推進(2,500万円)、「富山で休もう。」キャンペーン(2,110万円)、首都圏でミニ番組を放送(6,800万円)、首都圏でのCM放映等PR(4,832万円)など、『おもてなし力の向上など県民機運の醸成』では開業カウントダウンへイベント等の開催(2,100万円)、新幹線開業PR物品・広報紙作成等(3,010万円)、新幹線駅構内・周辺花いっぱいおもてなし(1,000万円)など、『産業・地域活性化』としては、とやま食おもてなし推進事業(2,333万円)、「富山のさかな」ブランド化推進(1,186万円)など、『2次交通の整備・充実、基盤整備等』としては、二次交通インフォメーションモデル事業(1,061万円)、富山らくらく交通ナビのリニューアル(1,440万円)などを展開するとしている。
その後の自治労出身の県議会議員、市議会議員との意見交換では、富山県議会における取り組みや予算執行の現状、意見書の採択の経過、新幹線開業における課題等、脱原発に向けた取り組みなど、意見交換させていただいた。
北海道の知事は、富山県出身であるが、同じ富山県人でもこのように考え方が違うのかと、あらためて認識させていただいた。北海道知事も、富山県の取り組みを見習って欲しいと感じたところだ。

s-DSC032492日目(8日)は、北海道政策研究会(通称:道政研、日下太朗代表)の北陸視察の2日目で、富山県から長野県を移動。その間、黒部ダムを視察しながら、立山アルペンルートを通過してきた。また、夜には、自治労出身の長野県議会議員と意見交換を行い、当面する課題などについて、情報交換をしてきた。
今日は、立山アルペンルートを通過する絶好のお天気に恵まれ、運行する関係者からも「最高の日に来ましたね」と声をかけられたほどだ。
早朝8時過ぎにホテルを出発。富山地方鉄道で富山駅から約50分間で立山駅だ。この間、車窓からは、田植えの準備や立山連峰の山々がきれいに見ることができ、」山好きの私としては、最高のプレゼントだ。
立山駅からは『立山ケーブルカー』で美女平まで移動。この間、1.3km標高差500mをわずか7分で駆け抜ける。『立山ケーブルカー』の特徴は、客車と荷物運搬貨物車が同時に移動し、極めて珍しいケーブルカーである。これは、黒部ダム建設時には、大量の物資を運搬するのに、活躍したとのことだ。
美女平からは、『立山高原バス』で、標高2,450mの室堂まで、標高差1,500mの大移動だ。最初は、1m程度の雪の壁であったが、室堂付近の『雪の大谷』では、いまだ14mほどの雪の壁が私たちを歓迎してくれた。さすがに、この雪の壁には驚きである。
室堂から大観峰間は、『立山トンネルトロリーバス』だ。このトロリーバスは、後の『関電トンネルトロリーバス』とともに、トンネル内を往復するため、排気ガスを出さない電機で動くバスであり、無軌道鉄道といい、鉄道に属されるという。
大観峰から黒部平までは、『立山ロープウェイ』で標高差500mを一気に下る。なお、『立山ロープウェイ』は、景観保持の観点から、中間の支柱がまったくないとのことだ。

s-DSC03256黒部平から黒部湖は、『黒部ケーブルカー』での移動だ。この『黒部ケーブルカー』は、自然景観保護と雪害防止のため、全線地下を走る、日本で唯一のケーブルカーであり、最大勾配31度もあるという。
こうしていくつもの乗り物を乗り継ぎ、黒部ダムに到着だ。約500mある堤頂を写真を撮りながら歩く。まだ、雪解けが進んでいないのか、ダムの水は少ないように感じる。しかし、このダムが建設され、黒部川第四発電所が運転され、黒部川全体では一般家庭100万戸に電力を供給できることを考えると、先人の知恵と努力に敬意を表するとともに、現在の私たちとしても、原子力発電に依存せず、水力や風力、ソーラー、地熱、バイオマスなどを利用し、再生可能エネルギーを最大限活用したエネルギーの供給体制をもっともっと真剣に考えなければと思ったところだ。
黒部ダムのレストハウスで休憩し、名物の黒部ダムカレーをいただき、松本市への急ぐ。黒部ダムから扇沢までは、『関電トンネルトロリーバス』だ。関電トロリーバスは、今年で開通50周年であり、車両もデコレーションされ、多くのイベントも予定されているとのことだ。
扇沢から信濃大町駅までは、路線バスでの移動だ。そして、信濃大町駅から今日の到着駅の松本駅までは、JRと特急『あずさ26号』だ。おもわず昔の「あずさ2号」を歌いそうになったほどだ。
市内のホテルにチェックイン後、自治労出身で長野県議会である中川博司県議と意見交換。長野県における第1回定例会のあらましをお聞きし、『契約に関する条例(公契約条例)』を可決されたようだ。公契約条例を具体的運用するにあたり『施策例』で例示し、審議会には労働者の代表を入れることとして、この条例の実効性を高めようとしている。また、『子どもの権利条例』についても審議途中であり、第2回定例会の大きな課題になりそうだという。また、長野県は、北海道と同じように企業局のあり方検討を進め、民間譲渡することで議論していたが、3年前の東日本大震災で大きく転換し、今では企業局が小水力発電を新に建設しているという。

s-IMG_08573日目(9日)は、北海道政策研究会(通称:道政研、日下太朗代表)の北陸視察の3日目で最終日。今日は、松本市内の「国宝 松本城」と「旧開智小学校」を視察し、松本空港から新千歳空港を経由し、帰宅したところだ。
松本城は、今から約400年前の戦国時代建設されたとされており、当時は「深志城」と言われ、幾多の変遷が変わる中、天正10年(1582年)松本城に改められたという。なお、松本城の歴史や見所は、こちらからご覧ください。国宝に指定され、天守閣を持つお城は四城。兵庫県の姫路城、滋賀県の彦根城、愛知県の犬山城、長野県の松本城である。このように、松本城は約400年の風雪に耐えてきたわけだが、売却や解体、崩壊の危機がなかった訳ではない。明治に入り、廃藩置県後、お城の維持管理は筑摩県が担うことになったが、維持管理費の不足から天守を競売にかけられ、235両で売られることとなった。このとき保存に向け立ち上がったのが、市川量造らである。市川らは、天守を使って博覧会を5回も開き、その益金で天守を買い戻したとのことだ。また、その後もなかなか手入れが施されなり、天守が傾き始めた。そのとき立ち上がったのが、当時松本中学校の校長である小林有也であり、小林は全国に呼びかけ、2万円の寄付を集め、明治34年から大正2年までの間、「明治の大改修」が行われたとのことだ。この工事で判明した傾きの原因が、軟弱な地盤の上に天守の基礎工法として採用された天守台の中に埋めこまれた16本の支持柱の老朽化により建物の自重で沈み込んだことにあると見られている。

s-20140509_1340172国の重要文化財に指定されている『旧開智小学校』は、明治9年に完成したが、洋風と和風を取り入れた日本を代表する擬洋風建築物である。これを表すように、正面には龍の彫刻とともに、天子の像なども飾られている。工事費は、当時のお金で1万1千余円の巨額なもので、そのおよそ7割を松本町全住民の寄付により調達したといわれており、町民の教育に対する熱意がうかがえる。また、この校舎は、昭和36年に国の重要文化財に指定されたが、昭和38年の解体移築復元までの間、実際に約90年間使われていたのだ。現在は、各種教育資料が展示されており、中でも「特殊教育のはじまり」では、今回視察した皆が感動したのだ。それは、身体的や環境的に授業について行けない子どもたちをクラス分けし、その担任には最も優秀な教員を充てるというものだ。クラス分け事態には問題もあるが、しっかり指導しなければならない子どもたちに力を入れることが大事なのだ。当時の担任となった輪湖卓三氏は、「一般ノ児童ヨリ能力ノ劣ッタ児童ノ将来コソ其ノ運命ノ程ガ察セラルル」との思いで教育に当たったと紹介されている。学力向上が叫ばれる今こそ、このような考え方が必要だと視察しながら感じたところだ。

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