- 2018-10-17 (水) 23:41
- ささだブログ
10月17日(水)森町教育委員会にご協力いただき、史跡鷲ノ木遺跡等の視察調査を会派会長の高橋亨道議と平出陽子道議とともに実施しました。
鷲ノ木遺跡も北海道・北東北の縄文遺跡群の関連資産になっており、7月の文化審議会でこの遺跡群が平成30年度推薦候補となったことから、地域としても大きな期待をしています。
北海道は千歳市のキウス周堤墓群、伊達市の北黄金貝塚、洞爺湖町の入江貝塚と高砂貝塚、函館市の大船遺跡と垣ノ島遺跡の4市町6固所と関連資産としての森町鷲ノ木遺跡です。
青森、秋田、岩手の3県の9市町11固所とあわせての世界遺産登録推進について会派としても取り組んでいかなくてはなりません。
鷲ノ木遺跡は噴火湾より約1km内陸の標高70mに位置し、紀元前2,000年頃の環状列石と竪穴墓域で道内では最大規模だそうです。
道央高速自動車道の整備で発見されましたが、駒ケ岳の噴火で堆積した火山灰が史跡を隠していたそうで、保存状態は極めて良好です。
高速工事ではR&C工法という手法で実施され、遺跡を壊さないように土台を組み手作業で行われました。
あわせて榎本軍鷲ノ木上陸地跡も視察調査させていただき、高橋学芸員から、明治元年10月に榎本武揚率いる旧幕府脱走軍2500~3000名が上陸した地点であり、ここを拠点に箱館への進軍を開始したことなど説明を受けました。
徳川家臣の榎本武揚が軍艦8隻、2500~3000人の兵を率いて上陸し、22日に先発隊が官軍の攻撃を受けて応戦したため、土方歳三と大島圭介の2隊に分かれて一路、箱館を目指しました。
ここから箱館戦争が始まったそうです。
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