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ささだブログ 過去の投稿記事
年末のご挨拶
- 2017-12-31 (日)
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北海道議会議員として活動させていただき、6年8が月が経過しました。
皆様から寄せられた期待とご支援にお答えするため、今年も精一杯活動させていただきました。
このように活動できるのも、日頃から支えていただき、ご支援いただいている皆様のおかげです。
ありがとうございます。(写真は逢坂代議士と福島町のみなさんと掲示板設置した時のものです。)
さて、北海道は今年も台風・大雨の影響で施設や産業に影響をもたらしました。災害に強い一次産業に転換していかなければなりません。
さらに、心配された日EUEPAやTPP11が承認されました。
農林水産関係産業、地域にどのような影響が及ぶのか不安を感じています。
JR北海道に対する国からの支援、道の役割、沿線自治体の負担の考えなど、知事は年末を控えて方向を示しました。
沿線住民の生活がどう変化するのか、来年は重要な局面を迎えます。広大な面積、人口、積雪寒冷な気候、老朽化した施設など大きなハンディを持っている鉄道運行の今後のあり方には、北海道が主体性を持って対応し、さらに国に積極的に関わり、支援するよう働きかけなくてはなりません。
当選当初から始めた「ささだブログ」は、今回で1,514回となり、今年は185回目の更新となります。
私の活動を報告し理解していただくため、来年も活動報告として随時掲載しますので、引き続きご覧いただきますようお願いし、今年最後のブログとさせていただきます。
良いお年をお迎えください。
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管内調査と長万部町職定期大会
- 2017-12-29 (金)
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12月26日(火)に長万部町職労の定期大会が開催されご挨拶させていただきました。
低気圧の影響による大雪と暴風で交通機関も全道的に大幅に乱れていますが、29日まで各町の役場を訪問し組合員や首長にご挨拶させていただきました。
長万部町職労定期大会では、木幡町長さんも来賓としてご挨拶され、私からは地方交付税の課題や地域医療の課題などお話しさせていただきました。
各町訪問は、管内全域で大荒れの影響で松前町と福島町を訪問することがでず、申し訳ございませんでした。新年早々にご挨拶に伺います。
各町の課題も、来年は災害のない年になってほしいことや医師確保対策にご苦労されていることなど来年に向けた課題など、ご意見を伺うことができました。
お忙しい中で対応していただきありがとうございました。
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中宮七飯町長事務所開き
- 2017-12-24 (日)
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12月24日(水)は来年4月に改選期となる七飯町長選挙に向けて、事務所を開設した中宮安一現職町長の事務所開き式に出席しました。
神事の後、中宮町長からは3期12年間で財政状況が好転したことや新幹線開業後のまちづくり、道の駅の取組など実績と抱負を語られました。
住みたいまち、住み続けたいまち”七飯町”をキャッチフレーズに、健闘をお祈りさせていただきました。
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クリスマスパーティー
- 2017-12-23 (土)
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12月22日(金)は、八雲町職員労働組合青年女性部と医療評議会の合同クリスマスパーティーに、23日(土)は「はぴあ八雲」でクリスマス大作戦が開催され参加しました。
組合のパーティーは毎年恒例の「ささだジャンケン」で会場の盛り上げに協力させていただきました。
大作戦は子供らがたくさん集まっていました。当然お父さんお母さんも一緒です。
楽しいイベントでした。毎年実施してほしい取組です。
今年も後の越すところわずかとなりましたが、皆様が穏やかな年の瀬になることをお祈りします。
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高谷市長市葬
- 2017-12-22 (金)
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12月22日(金)北斗市総合文化センターかなでーるで執り行われた北斗市長高谷寿峰氏の市葬に出席しました。市長は12月16日に65歳という若さで、間質性肺炎のため入院先の病院で亡くなられました。
2月の市長選に出馬する予定でいて、まだまだ道南の発展のためにも必要な方と思っていましたから残念でなりません。会場には昨日のお通夜と併せて約2千人が訪れ、ご冥福を祈ったそうです。
告別式の今日は葬儀委員長の滝口直人副市長から47年間の、貢献された出来事などを追悼の言葉として述べられました。
最後には遺族を代表して、ご長男の耕平さんから「父を誇りに思うこと、父に少しでも近づきたいことなど」のごあいさつがありました。
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農政委員会道外調査
- 2017-12-21 (木)
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12月21日(木)農政委員会の視察調査で、18日から徳島県、香川県、岡山県を調査しています。
福島県では甘藷の鳴門金時、蓮根生産についてJA大津松茂農協で説明受け、鳴門金時の選果場や蓮根収穫作業を視察させていただきました。
写真のとおり小型のバックホーに大きな鍬をセットして大まかにはほりあげるものの後は手作業で、お正月の需要増をひかえ急ピッチで作業が進められていました。
米から見れば機械化は難しいのですが、反収が数倍となることからほとんどの農家は稲作から転換しています。
鳴門金時は災害にあった終戦直後、田んぼに海砂を投入して甘藷にあった圃場に転換しました。先人の勇気が現在に結びついています。
2日目は香川県小豆島に移動しオリーブの6次産業化の取組調査を実施しました。オリーブ農家「井上誠耕園」さんを視察調査先として小豆島が、何故オリーブの生産が盛んになったいきさつから、現代表が6次産業化に取り組んだきっかけなど丁寧に説明を受けました。
説明後には加工場や直営のレストラン、売店でも説明を受け、オリーブを餌に混入した牛肉の手作りハンバーグをいただきました。作付け面積は小さくてもいかにお金にして儲けるかを常に考えています。午後は香川県議会でうどん県など観光ブランド政策など説明を受け意見交換させていただきました。
3日目は岡山県に移動して農林水産総合センターを調査先としました。センターの研究の主は果樹です。マスカットやいちごの品種改良の取組を調査しました。
新品種への改良は気候や病気に強いだけではなく、地域ブランドを確立できるか、精力的な取組がされていました。写真は調査のために収穫をせずに残していていただいた「シャインマスカット」です。
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八雲LCクリスマスと後援会
- 2017-12-17 (日)
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12月17日(日)は午前は民進党8区党員サポーター集会で今後の方針を決定。
午後からは地域をまわり、夜は八雲ライオンズクラブ恒例のクリスマスパーティーに出席しご挨拶させていただきました。
長老の会員からこのパーティーには家族も参加しみんなで盛り上がらなきゃと苦言を呈されたとおり、家族連れは数組でした。
途中退席させていただき、私の連合後援会の役員会兼事務所忘年会に移動しました。
役員会では来年の新春の集いの実施決定と日時の確認、会券販売方法など議論させていただきました。
事務所職員や後援会役員の皆様に今年一年のご支援に感謝して楽しく過ごさせていただきました。
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八雲総合病院忘年会
- 2017-12-15 (金)
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12月15日(金)は中央要請から地元に戻り、遅れての参加でしたが、八雲総合病院(三田昌輝院長)の忘年会・クリスマスパーティーに出席しました。
私も約25年前まで10年ほど勤務していた八雲病院も職員の大多数が交代してしまいましたが、相変わらず忘年会は盛大に開催されていました。
数年前には不祥事続きで開催自粛期間もありましたが、施設のグランドオープンもあり、ここに来て安定した状況が続き、患者さんや住民からの信頼も得てきています。
地方病院での医師確保は依然として厳しい状況が続いていますが、2次医療圏である北渡島檜山医療圏のセンター病院・災害拠点病院としての使命を果たして行かなくてはなりません。
これからも、みんなで応援して行かなくてはなりません。
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会派中央要請
- 2017-12-15 (金)
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12月15日(金)は、民進党・道民連合議員会会派で2018年度の国の予算編成等への提言・要望を関係省庁に対し提出しました。
早朝から道内選出国会議員との会議で直面する課題に絞り込み、国会議員団と共に提出し意見交換させていただきました。
提出した提言・要望事項は以下の通りです。
2018年度 国費予算等への提言・要望
<総務省>
地方財政の充実・強化について
1 各自治体の基金は、市町村合併や国の施策に基づくもののほか、公共施設の老朽化対策や自治体財政の危機、自治体に関わる国の突然の政策変更等に備え、財政支出削減等の努力をして積み立ててきたものであり地方財政計画に反映させるべきでない。地方財政計画、地方税財制のあり方、地方交付税総額等は、国が一方的に決定するのではなく、国と地方の対等な立場での協議のもとで決定すること。
2 子育て・医療・介護等の社会保障、災害対策、環境対策、地域交通の維持、人口減 少対策、農林水産業の維持・強化等、ますます増大する自治体の財政需要を的確に把握し、これに見合い安定的な行財政運営に必要な地方一般財源総額を確保すること。
3 地方交付税については、自治体の行財政運営に支障が生じないよう、財源保障機能・財源調整機能を強化し、人口規模の違いや条件不利地域等の地域実情を踏まえ算定すること。
<国土交通省>
交通対策について
1 JR北海道の運行路線見直しは、その推移によっては、地域の崩壊をすら招きかねない極めて重大な課題だ。住民の生活や産業を守るために欠くことのできない貨物輸送を含むJR路線の今後の検討を、JRや地域だけにまかせることなく、国として責任をもって参画し、JR北海道の持続的な経営の確立や地域公共交通ネットワークの維持に向け支援すること。
2 JR北海道の今後の経営展望のためにも、北海道新幹線の札幌延伸を加速化すること。青函トンネルの共用走行区間での新幹線高速化を早期に実現すること。
3 道内空港の運営の民間委託は、道内航空ネットワークの維持強化、住民生活や地域振興への寄与等を前提に進めること。訪日外国人観光客を含め利用者の増加が続く新千歳空港での受け入れ体制整備、冬季等の安定運航確保に向けた対策を進めること。
<農林水産省>
1 国際交渉について
TPP、EUとのEPA、今後、交渉入りの可能性がある日米FTA等の国際交渉によって、わが国の農林漁業をはじめ医療や福祉、食の安全、政府調達、労働など広範な分野に影響が及ぶ懸念がある。とりわけ、北海道においては、基幹産業である農林漁業に大きな打撃が生じ、地域経済や地域社会の崩壊が危惧されている。にもかかわらず、依然として、情報の公開は不十分なままだ。交渉内容や影響予測等を明らかにした上で、農林漁業や地域社会を持続させる視点での広範かつ慎重な議論を尽くすこと。
2 漁業・水産加工業等への支援について
北海道内の漁業及び水産加工業等の関連業界は、天候被害や不漁等の深刻な影響を受けている。さらに、周辺海域での無秩序操業も深刻化している。重要資源であるサケ・マス、サンマ、サバ、イカ、ホタテ等の実態を的確に把握し、北海道や市町村等と密接な連携を図りながら、水産加工業者等も含めた対策を急ぐこと。
<厚生労働省>
1 地域医療の確保について
地域で暮らす最重要の基盤である医療は深刻な状況が続く。医師等の確保対策を進め、子どもを産み育てるための周産期医療等をはじめとする地域医療の再生に向けた施策を充実強化すること。18年度実施の国民健康保険制度の都道府県単位化に際し、保険料激変等の課題対応のために自治体等との十分な合意形成を図り、財政措置も含めて、地方の実情に応じた支援策を講じること。
2 少子化対策について
保育所等利用待機児童の解消や、保育の質の維持向上のためには、保育士等の不足の解決が急務であり、賃金や勤務条件の整備が求められている。保育士等の処遇改善等を早急に進め、保育・幼児教育の担い手を確保すること。子どもの医療費について全国共通の制度創設などを進め、子育ての経済的負担を軽減すること。
3 介護従事者の確保対策について
地域で安心できる介護提供のためには、介護従事者の処遇改善をさらに進める必要がある。17年度までに実施されてきた報酬改定等の効果や課題を検証し、実効性かつ継続性を持つ介護従事者の処遇改善に取り組むこと。
4 働き方改革について
地域における良質な雇用の確保を図るため、非正規労働者の正社員化や最低賃金引上等の処遇改善策を講じること。地域での雇用を担う中小企業での就業環境改善のため、福利厚生の共同実施への支援策等に取り組むこと。人手不足の分野における人材確保策を展開すること。
<内閣官房>
アイヌ政策について
アイヌの人たちへの施策は、北海道と国が連携して全国的なものとして推進すること。生活・教育をはじめとした総合的かつ効果的なアイヌ政策の確立・推進に向けた新法を制定すること。「民族共生象徴空間」は、公開後の誘客策を含め着実な整備を進めること。
<内閣府>
北方領土について
北方領土は、歴史的にも法的にもわが国固有の領土であることは明らかである。四島の帰属問題を解決し平和条約を締結するため、元島民らの心情を重く受け止め、世論の喚起、交流事業の推進、周辺水域での安全操業の確保等に取り組むこと。共同経済活動については、根室市等の隣接地域が確実に関与できるものとすること。北方領土隣接地域振興等基金について実効ある振興策推進のための原資の取り崩し活用を、今後の安定的な財源確保策と併せ検討すること。
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第4回定例会閉会
- 2017-12-14 (木)
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11月28日(木)開会した今定例会は、道補正予算案、北海道航空振興基金条例案、北海道国民健康保険条例案、「将来にわたり安全・安心な医療制度の提供を求める意見書」などを可決し、本日閉会しました。(写真は農政委員会に付託された議案審査報告です。)
会派の代表格質問には、橋本豊行(釧路市)議員が立ち、JR北海道の路線問題や道内空港民営化などの交通政策、行財政運営方針の見直し、雇用対策、医療福祉施策などについて質疑し、一般質問には川澄宗之介(小樽市)、小岩均(北広島市)の両議員が立ち、当面する道政課題、地域課題について道の取り組みを質しました。
私は予算特別委員会第1分科会で委員長に選出され、付託案件を審査しました。
9月28日解散、10月22日投開票の突然の衆院選挙が終わりましたが、山積する課題への国会での論議は一向に進んでいいません。
本道が直面する、JR北海道や空港民間化などの交通政策や、一次産業の乱暴な見直しなどへの対応も不明確なままとなっています。
昨年11月にJR北海道が「JR単独では維持することが困難な路線」を公表してから、1年が経過しましたが、JR北海道、国、道のいずれも責任を回避するような対応を重ねる中で、何らの方向性も出ないまま、時間ばかりが過ぎています。
利用者や地域は、切り捨てされることにつながるような課題であるにもかかわらず、放置されたような状態が続いています。
知事は、定例会の終盤で、道の財政支援措置の検討を表明する趣旨の答弁をしましたが、それも、JR北海道、国、道、市町村の論議はこれからで、具体性はありません。国やJR北海道の対応を動かし、全道の交通ネットワークを維持していくためには、知事のリーダーシップに基づいた道の主体的で積極的な取り組みが欠かせません。
このほか、貿易に関する国際交渉、農業施策の見直し、北方領土、空港民営化、観光に関する法定外目的税などについても論議しましたが、知事の姿勢は、国の対応待ちで、主体性に欠ける答弁でした。いずれの課題も、地域や道民生活に大きく影響するものであり、今後も議論を進めなければなりません。
補正予算は、災害復旧事業費115億円、北海道空港ビルの所有株の売却金24億円を積み立てる北海道航空振興基金設置など一般会計193億1,200万円、特別会計1億4,900万円を追加し、29年度道予算の規模は、一般会計2兆7,897億円、特別会計6,521億円の合計3兆4,418億円となりました。
採択された決議・意見書は次のとおりです。
◎将来にわたり安全・安心な医療制度の提供を求める意見書
◎ライドシェアの推進に対する慎重な審議を求める意見書
◎産業用大麻の産業化に向けた必要な環境整備を求める意見書
◎私立専修学校等における専門的職業人材の育成機能の強化等を求める意見書
◎朝鮮民主主義人民共和国からの不審船に関する意見書
◎朝鮮民主主義人民共和国ミサイル発射に抗議する決議
2016年度の道決算を審査する決算特別委員会(北口雄幸委員長)も、11月9日~15日に開催され、私も第2分科会委員で「治水対策について」、「水産資源の増大等について」、「流木対策について」、「企業誘致と地場産業の育成強化について」質疑させていただきました。詳しい内容はホームページに掲載させていただいています。
決算に対する附帯意見は次のとおりです。
1.平成28年度決算では、地方財政の健全化に関する指標である将来負担比率が前年度 から8.0ポイント悪化し、315.7%となるなど、道財政は依然として厳しい状況 にある。道は、引き続き、財政収支のみならず、道民の安全安心の実現や北海道の持続 的な発展を目指すべきである。
1.道が昨年度に実施した広域観光周遊ルート形成事業では、空港からの二次交通手段を 観光バスとして取り組んできたが、鉄道を利用した個人旅行を好む外国人観光客が増加 していることやJR北海道の路線見直しに関する地域での協議の中で鉄道網の利活用に ついて議論が進められている状況に鑑み、観光バスとJR路線の活用を組み合わせた事 業展開も検討するなど、関係部が連携を密にし、より政策効果の高い事業となるよう取 り組むべきである。
1.JR北海道が昨年11月に「単独で維持困難な線区」を公表して以降、道は、「将来 を見据えた北海道の鉄道網のあり方について」の取りまとめを進めるなど、対象路線の 沿線地域における協議の促進にさまざまな形で取り組んできた。しかし、線区公表から 1年余りを経過し、一部地域での協議には進展も見られるものの、JR北海道の情報公 開や国や道による支援についての検討は遅れている状況にある。道は、今後、主体性を 発揮し早急に具体の方向性を取りまとめるべきである。
1.道は、人口減少問題への対応を着実に進めていくため、昨年度も北海道総合戦略に基 づく各種施策を展開してきたが、地域における人口減少傾向は依然大きな課題となって いることから、今後、昨年度に実施した事業の成果や明らかになった課題を客観的に把 握し、検証した上で、より効果的なものとなるよう不断に取り組むべきである。
1.病院事業については、入院損益の減少や道立北見病院等の改築に伴う減価償却費等の 費用の増加により、純損失額は4億2,611万円、累積欠損金は523億3,426 万円に達しており、依然として厳しい経営状況にある。地方公営企業法の全部適用によ り新たに置かれた病院事業管理者のもと、医師を初め医療従事者の人材確保の強化を図 り、一層の経営効率化に努めて、地域医療における道立病院の役割をしっかりと果たし ていくべきである。また、道立北見病院の指定管理者導入後は、収支計画の前提が変わ るため、病院事業推進委員会などの意見を聞きながら、北海道病院事業改革推進プラン の見直しについて、早急に検討すべきである。
1.工業用水道事業では、6年連続して純利益を計上したが、累積欠損金は約110億8, 100万円と多額であることから、引き続き、経営改善を進める必要がある。特に、石 狩湾新港地域工業用水道事業の収支状況は、工業用水道事業全体に影響を及ぼしている ことから、企業誘致を所管する部局等とともに、企業に対する営業活動の強化に努め、 工水需要の拡大に取り組むべきである。
第4回定例会予算特別委員会(梶谷大志委員長)は、12月7日~12日に開かれ、私は第1分科会の委員長として議論に参加させていただきました。
第1分科会では藤川雅司(札幌市中央区)議員がデートレイプドラッグ被害について、子どもの貧困対策について、農福連携について、性暴力被害対策について、ふるさと納税について、北海道新幹線について、沖田清志(苫小牧市)議員が道立病院について、国民健康保険について、自殺対策について、エゾシカ対策について、災害廃棄物処理について、民族共生象徴空間について、総合交通ネットワークについて、行財政運営について、第2分科会で池端英昭(石狩地域)議員が公共土木施設長寿命化について、中小河川緊急治水対策プロジェクトについて、法定外目的税について、民族共生象徴空間について、道産食品輸出について、北海道地域商業振興条例について、広田まゆみ(札幌市白石区)議員が北海道の森林づくりを担う人材育成のあり方について、こどもの遊び環境の保障とこどもの参画の推進について、平出陽子(函館市)議員が道産酒米の振興について、道立特別支援学校新設にともなう学校施設整備について、教職員の多忙化・超勤解消について質疑しました。
総括質疑では、沖田議員が行財政運営について、総合交通ネットワークについて、災害廃棄物処理について、池端議員が法定外目的税について、道産食品輸出について、民族共生象徴空間について質しました。
補正予算に対する附帯意見は次のとおりです。
1.最近、北朝鮮のものと見られる木造船が本道を初めとする日本近海で多数発見されて おり、こうした船舶による漁業資源の無秩序な強奪が持続可能な漁業経営を目指す道内 の漁業者にとって脅威となるばかりでなく、一部の者が我が国の排他的経済水域や領海 を侵犯し、さらに領土に侵入して窃盗や器物損壊等の不法行為を働いた疑いが持たれて いる。こうした一連の事態が道民の不安をかき立てており、道は、国に対して北朝鮮船 舶による不当な行為が繰り返されることのないよう適切かつ迅速な対応を強く求めるべ きである。
1.飲酒運転の根絶に関する条例が施行され既に2年が経過しているにもかかわらず、飲 酒運転による悲惨な事故が後を絶たない。これから年末・年始にかけて飲酒の機会がふ えることから、飲酒運転の増加が危惧される。道は、いま一度、この条例の趣旨が企業 や飲食業界、道民の方々に十分理解されるよう働きかけ、一体となって飲酒運転の根絶 に取り組むべきである。
1.JR北海道が単独で維持困難な線区に関し、それぞれの地域に適した「持続可能な交 通体系のあり方」について沿線自治体と協議したいとの意向を表明して以来1年になる が、JR北海道は沿線自治体との協議に時間を要している状況にある。道は、地域にお ける協議が加速するよう引き続き全力で取り組み、その結果を現在検討が進められてい る「北海道交通政策に関する指針」に適切に反映させ、鉄道交通を含む本道の公共交通 ネットワークのあり方を早急に道民に示すべきである。
1.道は、外国人観光客の最近の増加傾向を踏まえ、その受け入れ体制整備などを目指し、 新たな財源の検討を進めているが、来年度以降も収支不足が見込まれる道の厳しい財政 状況の中で、目的を限定した新たな財源が財政規律にマイナスの影響を及ぼすことのな いよう、また、国が検討している国際観光旅客税との役割分担を明確にするためにも財 源の使途や具体的な実施事業の内容を実施期間なども含め詳細に検討し、納税者の理解 が得られ、真に政策効果の高いものとなるよう取り進めるべきである。
1.卸売市場は、生鮮食料品等の安定的な生産や流通を支える基幹的なシステムとして大 きな役割を担っているが、国は、食品流通の合理化と生鮮食料品等の公正な取引環境の 提供を促進するため卸売市場制度の改革方針を決定した。道は、このたびの制度見直し が、道内の一次産業生産者はもとより消費者にとってもメリットのあるものとなるよう、 関係者と十分に連携し、取り組みを進めていくべきである。
1.秋サケ資源を取り巻く状況は年々厳しさを増しており、定置漁業権免許期間の5年ご との来遊数の平均で、約1千万尾ずつが減少する危機的状況にあることから、漁業者を 初め、水産加工等の関連産業、地域経済への深刻な影響を及ぼしている。また、魚価の 高騰による魚卵抜き取り事件が多発し、放流事業への影響も懸念されることから、道は、 資源回復に向けた施設整備や調査事業に早急に取り組むとともに、密漁対策等に万全を 期すなど、サケの資源回復に全力で取り組むべきである。
1.道の示した「行財政運営方針」後半期の方向性では、率は引き下げるものの、引き続 き人件費の縮減を行う考え方が示されている。給与の縮減が職員の士気や将来を担う新 たな職員の確保にも影響することを十分に認識し、職員が意欲を持って働ける職場づく りに努めるとともに、給与縮減措置を早期に廃止できるよう、引き続き、行財政改革に 積極的に取り組むべきである。
今定例会では北海道地方路線問題調査特別委員会が新たに設置されました。
JR北海道の事業範囲の見直し等が本道にとって極めて大きな問題であることから、集中的に議論するために委員会を設置したものです。委員数は17人、うち民進からは4人で、三津丈夫(帯広市)、橋本豊行(釧路市)、沖田清志(苫小牧市)、菅原和忠(札幌市厚別区)の各議員に決定しました。副委員長に三津議員、筆頭理事に沖田議員、理事に菅原議員が就きました。
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